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松嶺院本堂/鎌倉市山ノ内453 JR北鎌倉駅から徒歩2分

山ノ内・松嶺院(しょうれいいん)は円覚寺山門の左手にある塔頭寺院です。
この地には元々、足利義満の命で円覚寺住持となる40世大拙祖能(だいせつそのう)の塔所青松庵がありました。
後に円覚寺150世で天文4年(1535)に亡くなった叔悦禅懌(しゅくえつぜんえき)の塔所となり不閑軒と称しました。
中興開山の円覚寺154世奇文禅才(きもんぜんざい)は“松嶺院月窓(げっそう)妙円尼”(東慶寺18世瑞山尼のめい)から寺領の寄進を受け“松嶺院”と改称します。

“松嶺院”は山野草の花の寺として知られます

◆墓地には有名人のお墓があります 
同院は、山野草の花の寺として知られ、ボタン・ヤマアジサイ・アジサイが有名です。
本堂裏の丘の上の墓地には作家中山義秀・開高健・漫画家清水崑、映画俳優佐田啓二・田中絹代、オウム真理教事件の坂本弁護士一家の墓があります。

松嶺院の山門

松嶺院のヤマアジサイの見ごろは…

◆ヤマアジサイは5月中旬から咲き始めます
松嶺院のヤマアジサイは約50株で約11種類あります。同院では拝観ルートを定め、山門を通り左に行き本堂周辺を時計回りに墓地に向かいます。
途中ではヤマアジサイ“クレナイ”“紅額”などが見られ、共に魅力は白から真紅への移り変わりの美しさです。
ヤマアジサイは5月中旬から咲き始め下旬まで見頃です。その後は西洋アジサイが咲き始めます。

ヤマアジサイ〝クレナイ〟

小説家有島武郎が松嶺院に滞在して執筆

有島武郎は弟の有島生馬(画家)・里見弴と共に雑誌「白樺」の同人です。
「白樺」の発刊は明治40年(1907)に藤沢市鵠沼の旅館東屋で武者小路実篤と志賀直哉との話し合いがきっかけのようです。
有島武郎は大正8年(1919)3月~4月に「白樺」の連載小説『或る女』の後編を松嶺院に滞在して書き上げています。
また、明治末期には作家葛西善蔵が松嶺院に寄宿しています。


かん治さん

「鎌倉検定は1級で お酒は2級を飲んでいまして、プレゼントをいただきますと喜んでサンキュウと言っています」がお決まりの自己紹介。
「鎌倉ガイド」としても活躍する湘南通のアマチュア落語家。