【2025年12月6日号 vol.56】

今回の授業は「インプット」について。インプットは何のためにあるかを学んでいきます。

「インプット」は何のためにするのか?
グループ会社の社員にこの質問を投げてみました。

前回まで取り上げたAIにも聞いてみました。人間の考えを上手にまとめてくれるはずなので。

AIすばらしい。「インプットはアウトプットのためにある」という最後の答えは物事の核心をとらえていて非常に良い答えです。今回に関してはAIの勝利ですね(笑)。

今回の授業で伝えたいことは、まさにこれで、

です。

インプットはアウトプットのためにあるということをしっかり学んでいきましょう。そのためにはインプットの種類を知ることが大切です。

インプットには最低限3つのカテゴリーがあります。  

まずは「どこにインプットするか」に注目しましょう。

「どこに」というのは自分の体の中の「どこに」という意味です。
大きく分けて2つの場所があります。

頭脳インプットは一時的な記憶で終わることが多いです。

学校での勉強の中には、テストの答案にインプット情報を吐き出した後はきれいに「メモリ領域」から消去されてしまっているものも多いのではないでしょうか。
もちろん学校の勉強が不要ということではなく大切なのはアウトプットにつなげることです。
インプット情報が記憶領域から消えてしまうとそもそも未来でアウトプットができません。

一方で「体脳」に刻まれたインプットは忘れにくいどころか意識せずともアウトプットできたりします。しかも持続的にアウトプットできることが多いです。
これは「体で覚える」に近いですが肉体的なものだけではありません。

例えば、
・読書に没頭して心に残る物語
・感情や体験として刻まれる記憶
これは肉体ではなく心の体脳に刻まれたインプットといえます。
体脳インプットの最たる事例は「自転車の練習」でしょう。幼少期に練習したあれです。

あのインプットは強烈に体脳で覚えます。そして体が動く限りアウトプットし続けられるものになります。最強のインプットといえるでしょう。

●「頭脳」と「体脳」とインプット先は2つある
●頭脳へのインプットは短期的な記憶で終わりアウトプットにつながりにくい
●体脳へのインプットは持続的にアウトプットができる

次に、

について掘り下げます。

「頭脳」インプットのみではアウトプットにつながりにくいこと、「体脳」へのインプットは持続的にアウトプットできることがわかりました。
であれば「体脳」インプットはアウトプットへつながるといえるのでしょうか。

「アウトプットのタイミングや場があるかどうか」でその答えは決まります。

アウトプットは可能だがそれをするタイミングや場がないと「アウトプットできない」ということになります。

インプット情報がアウトプットにつながるとして、そのアウトプットが自分のプラスにつながっているかマイナスにつながってしまっているか、そのどちらでもないか。

先ほどまではアウトプットにつながるかどうかの議論でしたがここが一番大切といえるのは「結果がどうなったのか」という

インプットは時間、時にはお金もかかります。
大切な時間とお金を使って将来に響かない、もしくは将来のマイナスに働いてしまうということは避けたいものですね。

●インプットは「アウトプットにつながるかどうか」で価値が変わる
●さらに「そのアウトプットがプラスかマイナスか」で最終的な意味が決まる
●時間やお金を投資する以上、プラスにつながるインプットを選ぶことが重要

インプットの種類は大きな3つのカテゴリとその中でさらに種類が分かれます。

社会人大学
代表コンサルタント
      桑名 伸

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