藤沢市をエリアごとに紹介する「藤沢13地区めぐり」。
2回目は「村岡地区」です。
JR東海道線をはさんで南北に広がる地域で、鎌倉市に隣接しています。

藤沢 村岡地区

 

 

藤沢駅南口から徒歩約15分の新林公園には自然がいっぱいです。
全長1.5kmの自然散策路を歩いたり、溜め池の「川名大池」周辺で湿生植物を観察したり、一日楽しめます。
池のほとりには、江戸時代の名主の家を移築した古民家・旧小池邸があります。

新林公園
新林公園

 

村岡地区の北部に位置する柄沢には、昨年新しく宮ノ下公園がオープンしました。
面積は約1万6455平方mと広々としていて、東屋のある展望台からは晴れた日に富士山が見えます。

宮ノ下公園
宮ノ下公園

 

スポーツ広場、多目的広場、幼児用複合遊具、大人向けの健康遊具など、設備が充実しています。

また、村岡地区には多数の寺社があり、地区内だけで七福神めぐりができます。

 

 

歴史と地名

渡内にある天嶽院東側の崖からは約13万年前に生息したナウマンゾウの骨の化石が発掘されました。
人が住み始めたのは、川名の貝塚や御幣山の竪穴式住居跡などから6000年ほど前と推定されています。
12世紀末に源頼朝が鎌倉に幕府を開くと鎌倉への道沿いにある村岡はにぎわいを見せました。
御霊神社や村岡城址など、武士と関わる史跡や伝承が多く残っています。
この地区は鎌倉郡に属していましたが、1941年に藤沢市と合併しました。
「村岡」の地名は、かつて起伏が多い地形であったので“重なり合う岡の群れ”が由来とされています。
1965年から行われた区画整理事業で岡が削られ、次第に宅地化されていきました。 

 

 

市の主な施設

■村岡公民館
 藤沢市弥勒寺1-7-7 
 TEL 0466-23-0634

★村岡公民館移転・建て替えについて
藤沢市は、老朽化が進む現公民館の移転・建て替えを計画しています。
(移転計画地:藤沢市村岡東1-5-8の一部他)
2019年3月に策定された基本構想では、2023年度を目途に設計を完了させ、早期着工を目指すとしています。

 

※施設休業やイベント中止などの場合もあります。詳細は問い合わせを。