こんにちは。
社会人大学 代表理事の桑名です。
このコーナーでは、学校では教えてくれないような “ 社会の本質 ” や、 “ モノの見え方や伝わり方 ” 等についてお話していこうと思います。
今回は「反省」と「後悔」についてのお話です。
「反省」 「後悔」
人はよく、「反省」や「後悔」をしますね。
どちらも結果的に良くないことになってしまった時に使う言葉ですね。
皆さんはどういう時に「反省」をして、どのような時に「後悔」をしていますか?
それを考えるにはこの2つの言葉の違いを知らなければいけませんね。
例え話をしましょう。
「今の旦那と一緒になって『後悔』している」
・・・どことなく聞いたことがあるフレーズですね。(笑)
でも「今の旦那と一緒になって『反省』している」とはあまり言いませんね。
例えが悪すぎましたね。
幸せなご夫婦にはピンとこないでしょう。
縁起でもない話で失礼しました。
それではこんな感じはどうでしょう。
「このレストランに入って『後悔』している。」
・・・食事が美味しくない時によく使いますね。
「値段の安さに釣られて入っちゃったのは『反省』だな」
もありですね。
さて、この二つの大きな違いを説明しましょう。
漢字がその意味を物語っている
「反省」=省(かえり)みて、『反』対のことをやる、です。
言い換えれば「失敗を振り返って反対の行動をとる」という事ですね。
「後悔」=後(あと)で悔(く)いる、という事です。
つまり「後悔」は、取り返しがつかないことを言うのです。
「反省」は、過去の失敗したことと反対のことをやって、失敗を取り戻すことができます。
明るい未来つながっているのが「反省」です。この差は大きい。
では2つの例題を振り返りましょう。
「旦那さん」選びに失敗した場合は反省したところでどうにもならないです。(失礼!)
だから「後悔」を使うのです。
レストランの場合は入店して美味しくなくても「時すでに遅し」ですね。
「まずいからやーめた」はできません。
お店の選び方を失敗したら「反省」して、選ぶ基準を変えて同じ失敗を避けることができます。
これが「後悔」と「反省」の違いなのです。
口ばかりの「反省」をして、失敗した反対の行動をとらずにいると「後悔」に変わるので注意したいものです。
社会人大学
代表コンサルタント
桑名 伸
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