メルシャン まっこい梅酒体験会
~梅産地と取り組むメルシャンのサステナブルな梅酒づくり~

神奈川県はワイン出荷量日本一。
それは、藤沢市にメルシャンの工場があるから!
こちらの工場ではワインだけでなく、梅酒「まっこい梅酒」もつくられています。
6月21日「梅が旬の今、梅酒づくりへの思いを伝えたい」という同社のセミナーに参加しました。

同社の梅酒ブランド「まっこい梅酒」は、ワインづくりの思想・技術を生かして生まれました。
「梅酒の梅は果実なんです」という説明に納得!
ブドウの果実からつくるワインと梅の果実からつくる梅酒には共通点があるんですね。

「まっこい梅酒」の特長は黄色く熟した完熟落下梅を使っていること。
今回、梅の果実を実際に見せてもらいました。

(1)青梅 (2)樹上完熟梅 (3)完熟落下梅

それぞれ色も香りも違います。
完熟して落下した梅の甘~い香りに驚きました。
かじってみると、甘くておいしい!
改めて「フルーツなんだ!」と実感。 

この完熟梅落下梅は腐っていると思われたり、傷みやすいので流通が難しかったりで、産地で消費されるだけの運命でした。
梅干し以外の用途を拡大し、価値を向上させることが産地の課題に。
その課題を解決すべく、メルシャンが和歌山県みなべ町と協働して取り組みをスタートしたんです。

そして誕生したのがまっこい梅酒。
「凍結完熟浸漬製法」(収穫した完熟梅を凍結し、通常より浸漬期間を短くしている)と、「豊潤たね熟成法」(梅の種だけをお酒につけて、杏仁豆腐のような甘い香りとうま味を引き出す製法)で、おいしい梅酒に仕上げました。

今回は特別に工場見学へ。
工場には太陽光発電のパネルが取り付けられて、一部は工場で使用。温室効果ガス排出量を減らしています。

参加者はヘルメットなど装備を整え、包装ラインを案内してもらいました。
機械で自動化されているとはいえ、検査では人の目が必要ですし、機械の調子を整えるのも人。
仕事への誇りを感じられました。

※工場見学用に通路などがないので、通常、工場見学は行っていないとのことです

「黄色い完熟梅を活用して日本一の梅産地であり続けたい!というみなべ町のみなさんと、「ワインメーカーならではのおいしい梅酒を多くのお客さまに届けたい」というメルシャンの思いでできた「まっこい梅酒」。

本来廃棄される梅種を再利用したり、工場で太陽光発電の電力を使用したりと、環境に配慮した商品。
そんなストーリーを知ると、ますますおいしく感じられました。

ちなみにメルシャン株式会社生産・SCM本部技術部の安部杏香さんのおすすめの飲み方は「まっこい梅紅茶」。
午後の紅茶ストレートティーで割るとおいしいそうです。
ぜひ試してみて!

「まっこい梅酒」については下記よりご確認いただけます。

https://www.kirin.co.jp/alcohol/umeshu/maccoi/

メルシャン藤沢工場のみなさま、ありがとうございました。