
社会人大学 代表コンサルタントの桑名 伸です。
学校で教えてくれない 社会の授業では、社会の本質を学び、幸せになるための (不幸にならないための)正しい考え方についてお伝えします。
今回の授業は皆さまのご質問に回答します
投稿ネーム:ふんばり母ちゃん 31歳 女性
相談内容:
いつも楽しく読ませていただきありがとうございます。社会人になり母になり、日々いろいろと考えさせられる中で、このような記事はとても興味をそそられます。引き続きよろしくお願い致します!
私がご相談させて頂きたいことは、「仕事におけるブランク」についてです。
この度主人が海外赴任となり、帯同するしないを決める際、決まって男性陣からは「ブランクが気になるんでしょ」と言われます。実際海外について行き、その年数分だけブランクとみなされ、帰国後の就職には不利だと聞きます。女性は職場を離れざるを得ない時もあり、それを毎回ブランクと取られることが怖くもあります。
このような世の中の考え方はやはり今もあるのでしょうか?
そしてブランクとみなされた後のすべき行動もアドバイス頂けたら嬉しいです。よろしくお願い致します。
投稿ネームの通りふんばって生きてらっしゃるようですね(笑)
社会の授業としてお伝えしたいのは答えではなく「答えの出し方」です。
答えだけだと他の問題の時にまた悩みます。
今回は「答えの出し方」に主眼を置いてお伝えしようと思います。
まず第一に、
■他人の目は気にしない。自分がどう考えるかを大切にする。
「ブランクが気になるんでしょ?」という周りからの言葉は、ふんばり母ちゃんさんのこれからの未来に、プラスにもマイナスにもならない影響のない言葉です。
しかし、それを気にする心こそが未来に悪影響を与えます。これが正しい考え方です。
そして答えは、周りの意見に振り回されずに自分がどうするべきかを考えて行動する、です。
ブランクに対する不安の対処法は、ブランクにならないよう努力をしておきながら、それをアピールできるようにしておく、です。
職場を離れている時期は在宅ワークなど何かしらやっておくことで「ブランクにならない努力をした」ことになります。
フルでやる必要はありません。努力をした事実を作ればよいのです。
そしてブランク明けの面接で、「ブランクになるのが嫌だったので在宅ワークを続けてブランクを作らないようにしていました」と話すのです。
ふんばって頑張ってきたその実力と、ブランクにならない努力をしたことをしっかりアピールすれば、むしろ高評価になります。堂々とブランク期間を努力しながら楽しんでください。
投稿ネーム:パンダ 56歳 女性
相談内容:
前回のお題「出世はするべきか?」に関しての感想です。
私の考えは、「するべき」です。
時代と社会の変化と共に、人々の生活スタイルや働き方に対する考え方は随分変わったと思います。出世が割に合わないという考えを持つ人々がいる事も理解できます。
ただ、子供であれ大人であれ、人との関わりがある以上、誰もが他人と自分を比較して優劣をつけているはずです。
大多数は他人より自分の方が優れている事を望んでおり、そう思える事で自信がつき前向きな気持ちになり、精神的にも安定するのではないでしょうか。
仕事で頑張った経験は必ずプラスになり、その対価が出世で社会的ステイタスが上がる事によって、世間や周りからの見る目が変わるという現状は昔も今も同じだと思います。
若い方々には、ぜひ、出世を目指して頑張ってもらいたいと思います。
ありがとうございます。
パンダさんの投稿に関して考え方のアドバイスをしたいと思います。
「大多数は、他人より自分の方が優れている事を望んでおり…」とありますが、人との比較はお勧めしません。
他人より自分の方が優れていることを望むことは誰もがやってしまいがちです。
しかし、人との比較を強く意識している人は逆に、自分が他人より劣っている部分も感じることになります。
他人より勝っていることを意識しすぎると、相手からすると「鼻につく人」になりかねませんし、他人より劣っていることを感じる場合は「焼きもちを焼く人」「ねたむ人」などになるでしょう。
競争原理はある程度必要ですが、それが普段の人間関係において多岐にわたって意識しすぎることはトータルでは得になりません。
私は若手に次のように伝えています。
「自分と他人のDNAは全く違う。いいところ悪いところの出っ張り引っ込みは人それぞれ。違う資質の人間同士の比較をし過ぎるのは意味がないです。サッカーとバスケット混合で試合しても意味ないですよね。
比較するべきは他人ではありません。過去の自分と比較してください。
過去の自分に勝っていることで自負を持ってください。今までできなかったことができるようになる、つまり実力が上がることです。過去の自分とはどんどん比較をしたほうが良いです」と。
そもそも他人と自分の人生はシーソーゲームではありません。
他人の幸せと自分の幸せは相関関係がないことを知りましょう。
投稿ネーム:KID 50歳 男性
相談内容:
割に合わない現代の出世、とても心に響く内容でした。
今期急成長する会社で部長を拝命しました。背負う責任に対して手当てが非常に低く、来期の辞退を考えていましたが、「選ばれた人」とプラスに捉えて進んで行きたいと考えられるようになりました。
ありがとうございました。
素晴らしいですね。
出世を受け入れて頑張るということはこれからの人生にプラスになると思います。頑張ってください。
社会人大学
代表コンサルタント
桑名 伸
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