【2025年6月28日号〜家計簿コーチングより】

離婚を考えています。離婚後しばらくは実家の世話になり、落ち着いたら子どもと二人暮らしを始めたいと思っています。シングルマザーとしてやっていけるのか心配です。

藤沢市・Sさん(36歳)、夫(36歳)、子ども(6歳)
藤沢市・Sさん(36歳)、夫(36歳)、子ども(6歳)
秋山友美
秋山友美

準備と計画が肝心。必要な情報を集め家計収支シミュレーションを

離婚は準備と計画が肝心です。まずは、「財産分与」「養育費」「ひとり親家庭支援」など、離婚する上で必要な情報の収集から始めましょう。
藤沢市のひとり親家庭支援サイト(下)内の「ひとり親家庭さぽーとブック」には離婚の流れや相談窓口なども記載されています。
 ■藤沢市ひとり親家庭支援サイト

次に離婚後のライフプランを考えながら、家計収支のシミュレーションをしてみましょう。
養育費や各種手当などは金額が分かり次第追加や修正をしていきます。
①年間の手取り収入はいくらか? 給与収入の他に養育費や各種手当を加味
②子どもと2人の年間の生活費はどのくらいになりそうか?
③子どもの教育費はいくらかかるのか? 平均データなどを参考に支援策もチェック 
④離婚時点での資産額はいくらか?
⑤収入から支出を引いた年間の収支を計算。貯蓄の取り崩しが必要なのかを確認。続いて将来のプランニングもしていきます
⑥実家をいつ出るのか? その時点での家賃を含めた生活費を見積もる
⑦お子さんの教育プランに合わせて受験や進学費用を見積もる
⑧将来的な給与の見込み額とお勤め先の退職金制度や公的年金を確認する

そして、下表のように年齢ごとの収支と資産残高を出してみると将来のお金がイメージしやすいと思います。
作成が難しいようでしたらFPに相談するのもよいでしょう。相談できるところは上手に利用して、準備をしてくださいね。

秋山 友美

・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。


相談受付中!

1カ月の家計簿と相談内容(詳細な家計簿なしで相談のみもOK)を書いて、ご応募ください!