父が亡くなった後、母と二人で暮らしています。
家計簿はつけず、毎月の固定費を案分して支出しています。
老後資金を貯めるにはどうしたらよいでしょうか。

藤沢市・Yさん(51歳)
藤沢市・Yさん(51歳)

秋山友美
秋山友美

目標額を計算して
早めに準備を始めましょう

老後資金を準備するには、最初に目標額を計算しましょう。
「ねんきん定期便」を見ると、年金の受け取り見込み額が分かります。
それが老後の収入になりますので、その金額から支出見込み額を引いた不足分を約30年分用意する必要があります。
 

現在の資産と不足分の差額が、これから準備したい「老後資金」です。
退職金制度や継続雇用制度があれば、その内容もこの機会に確認しておきたいですね。
それによって準備すべき金額が大きく変わります。

目標が決まったらできるだけ早く準備をスタートしましょう。
お勤め先によって異なりますが、可能なら節税効果が高いiDeCo(個人型確定拠出年金)は活用していきたいです。
iDeCoは、掛金を拠出し、自分で運用方法を選んで運用します。
掛金、運用益、そして受け取り時に税制上の優遇があるため、老後資金作りに適している制度です。

また、お父さまの遺産の運用も考えたいとのことですが、増やすために投資をすれば元本割れの可能性も出てきます。
そのため、まとまったお金を一気に投資するのではなく、iDeCoやNISA (少額投資非課税制度)などの制度を活用しながら毎月の積み立て投資を始めるなど、
少しずつ投資に慣れるところからスタートすることをお勧めします。

ただし、遺産1000万円をそのまま普通預金に預けておくのはもったいないです。
投資にあてない分は、ネットバンクなど少しでも金利が高い金融機関の定期預金に預けるなど工夫をしましょう。

秋山 友美

ファイナンシャル・プランナー。
CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
「家計コーチ」代表。

藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。

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