中古戸建て住宅の購入を検討しています。
預貯金を使って購入するべきか、住宅ローンを組むべきか悩んでいます。
現金で一括購入できるとしても
住宅ローンを組むメリットはあり
Sさん夫妻は、これまでは会社からの家賃補助で住居費が抑えられていたのですが、補助額が減ることになったので中古戸建て住宅の購入を検討しているそうです。
住宅ローンを組むかどうかの判断ポイントは2つ。
体調に問題がなく、団体信用生命保険に加入できるかどうか。
また、住宅ローン減税を使える物件かどうかです。
変動金利を利用すれば、現在金利が0.3%台の金融機関もあり、低い金利でお金を借りることができます。
住宅ローンを組むことで、手数料や金利負担が発生しますが、手元に現金を残しておきながら住まいを購入できるのはリスク管理という面でメリットがあります。
現在は年収が高く、税金の負担が多いため、住宅ローン減税により、節税効果を得つつ、返済を行い、住宅ローン減税終了時に退職金などを含めた老後資金の状況を見て繰り上げ返済をすれば退職後に住宅ローンは残りません。
団体信用生命保険に加入できれば、夫がいざという時に保険金により住宅ローンの借入金が全額返済されます。
生命保険の役割も兼ねるので、現在加入中の保険の見直しもできます。
ただし、Sさんの夫は年齢が高く、住宅ローンの審査は厳しくなる可能性があります。
住宅ローンを組むとしても現在の現金の範囲で購入できる物件にすることが重要。
退職後の生活をしっかりとイメージした上で物件を探してください。
秋山 友美
ファイナンシャル・プランナー。
CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
「家計コーチ」代表。
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
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