「えのすい」が教えてくれる
相模湾の食べられる魚のお話
“シラス”はイワシ類の仔魚の総称で、相模湾ではカタクチイワシやマイワシ、ウルメイワシなどの仔魚が漁獲されています。
甘みのある生シラス、ふっくらとした釜揚げ、味わい深いシラス干しは、湘南名物として親しまれています。
えのすいこと新江ノ島水族館は2014年にカタクチイワシのシラス展示に世界で初めて成功。
シラスは網ですくっただけで弱るので、海から採集して飼育することができませんでした。
そこで、水槽で卵からふ化させ、育てることに。
シラスから煮干しサイズの“カエリ”、親の大きさに成長させたカタクチイワシの繁殖を重ね、当館6世が誕生しています。
地元の魚を食べることは海を知ること、海の環境を守ることにもつながります。
えのすいでは、海の生き物を通して、これからも豊かな相模湾の魅力を伝えていきます。
(新江ノ島水族館 えのすいトリーター 岩崎猛朗)
新江ノ島水族館
TEL 0466-29-9960
藤沢市片瀬海岸2-19-1
https://www.enosui.com/
営業時間や内容についてはホームページで確認を