えのすい」が教えてくれる

相模湾食べられる魚のお話

最近やってきたアカカマス

最近、“えのすい”に「アカカマス」がやってきました。


細長い体形、大きく愛らしい目にに合わないような受け口で尖った口先。
この風変わりなフォルムは、大きな水槽で他の魚に紛れていても、すぐに見つけることができます。
口の中には、鋭い歯がびっしりと並んでいて、イワシやアジなどの小魚を発見すると、飛ぶような速さで突進して襲い掛かります。
釣りでも人気ですが、油断すると針を外すときに咬(か)みつかれて怪我(けが)をするくらい気性の荒い魚です。

アカカマスは秋~冬にかけて旬を迎えますが、「カマスの塩焼きが一尾あれば、他におかずが無くてもごはんが進む!」という意味で、”カマスの一升飯(いっしょうめし)”という言葉があるほどおいしい魚です。


少し水分が多い場合は、一晩くらい開き干しにしてから塩焼きにするのがおすすめです。
ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?


(新江ノ島水族館 えのすいトリーター  黒川 恵美)

 

新江ノ島水族館


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