共働きで家賃や光熱費などは折半しています。
家計簿をつけたことがありません。
そろそろ家計管理を始めてみようと思っています。
夫婦で旅行が趣味ですが今は自粛中です。
夫婦共通の“生活費用口座”と
“貯める口座”を作りましょう
現在は夫婦別財布とのことですが、実はこのやり方は管理が一番難しいです。
「お互い貯めていると思ったら貯まっていなかった」という相談が多いです。
夫婦別財布で家計管理をするポイントは2つ。
最初に個別の口座以外に、夫婦共通の生活費用口座と、貯めるための共通の口座を作ること。
そしてボーナスのタイミングなどで定期的に家計の話し合いをすること。
まず共通の生活費用口座に住居費、光熱費、食費、日用品など夫婦の生活費用をお互いに入金し、そこから支出するようにします。
夫婦の生活費を明確にして予算管理をするためのものです。
次に毎月一定額を、貯めるための口座に2人とも入金します。
いざというときの緊急予備資金や出産など、今後のライフイベント用のお金になります。
今回はMさんの家計簿の代わりに、同年代の平均支出額を紹介しますので、生活費の予算をたてる上で参考にしてください。
Mさん夫妻は合わせて35万円程度の収入があるとのことですので、夫婦2人のうちは、その25%の9万円ぐらいを毎月貯められるといいですね。
ボーナスからも同じ比率の25%を貯められるように計画してみましょう。
残ったお金はそれぞれのお小遣いや個々の貯蓄に。
Mさん夫妻の共通の趣味である旅行費は一定額をお互いに積み立てると楽しみが増えそうです。
お子さんができたタイミングで、このまま夫婦別財布か、一括して管理していくのかを改めて検討してください。
秋山 友美
ファイナンシャル・プランナー。
CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
「家計コーチ」代表。
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
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