ときめきを感じて買ったのに…

ネットでもリアル店舗でもときめきを感じるから買ったのに、自宅に届いた途端、商品への興味が薄れ、開封していない商品が家の中にたくさん。こういう心理状態への対処法を教えてください。

藤沢市・Hさん（47歳）

秋山友美

使う場面をイメージして
時期まで待って購入を

買ったら満足してしまい、使わないで置いてあるという経験は、私もあります。
「所有欲」が満たされることで満足してしまうのではないでしょうか？

例えば、それが度を越していて、借金をしてでも購入することをやめられないような場合は、買い物依存症などの心理的な問題も考えられるので専門家に相談する必要があると思います。
しかし、家計の状況を拝見しただけですが、Hさんの場合は、ご自身でコントロールできる範囲で買い物をしているように思いますが、いかがですか？

ただ、今後も同じように「所有欲」を満たすためだけに買い物をするのは、もったいないですし、家にモノがあふれてしまうこともストレスになりますよね。
対処方法は、人それぞれ違うものなので、直接お話を聞かないと何とも言えないのですが、まずは、”手に入れることをゴールにしない”ことではないでしょうか？
購入した後の使う場面をしっかりとイメージして、すぐに使う必要があるタイミングまで待って購入します。

例えば、時計を欲しいと思ったら、その時計をして出かけるような計画や約束をしてから購入するようなイメージですね。
購入後のイメージが具体的にできないようなら購入をやめましょう。

また、購入しようと思っていることを友人など誰かに一度話をするのも一つの手段です。
人に話をすることで自分を客観的に見るためです。

そして、家の中に開封していないものがあるのは、自分を責めることにつながり、ストレスになります。
まずは、これまで買って開封していない商品をこの機会に使うか、いらないなら売却するのか、処分するかして一度スッキリしましょう。

秋山　友美

ファイナンシャル・プランナー。
CFP（R)（一財）生涯学習開発財団認定コーチ。
「家計コーチ」代表。

藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。

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