【2022年10月22日号〜家計簿コーチングより】

特に無駄遣いをしているつもりはないのに、気づいたらリボ払いの残高が50万円を超え、追加でまたリボ払い。とても苦しいです。この状況を脱却してなんとか貯金をしたいです。

藤沢市・Mさん(38歳)
藤沢市・Mさん(38歳)
秋山友美
秋山友美

我慢を覚悟して家計を見直しカード利用は一回停止を

収支内訳

◆月間収入(手取り)
給与…210,000

◆月間支出
家賃…66,000円
駐車場…8,000円
食費…50,000円
光熱費…12,000円
通信費…10,000円
保険…3,000円
日用品…10,000円
美容費…5,000円
ペット関連費…15,000円
車関係費…10,000円
リボ返済…35,000円
☆支出合計…224,000円

◆ボーナス収入
給与…630,000円

リボ払いは毎月の返済が一定額のため、気をつけて利用しないと残高が膨らんでしまいがちです。手数料率もとても高いので、なかなか残高が減っていきません。まずは、新規の借入をストップしたいですね。

冬のボーナスまでになんとか収入内で生活のやりくりができるように改善をして、ボーナスの一部を返済に利用できないか検討しましょう。物価も上昇している中での家計見直しは厳しいとは思いますが、ここは踏ん張りどころと思って我慢することも覚悟してください。

まず、通信費は見直し必須です。内訳が分かりませんが、固定回線があるようなら本当に必要なのかどうかから見直しをしてください。家電量販店などの通信費相談を活用するとよいでしょう。

車は必要とのことなので、自動車保険もしっかりと見積もり比較をして保険料を少しでも安くする工夫をしましょう。

食費、日用品、ペット関連費、美容費は全部合わせて、まずは7万円を目指します。合わせる理由は、Aさんの価値観で、ここは削れないというものにはお金をかけて、それ以外を徹底的に節約するためです。

また、管理ができていない以上、クレジットカードの利用は一回停止したいです。デビットカード(即時払い)やプリペイド(前払い)式のQRコード決済に変更して、今あるお金でやりくりをする癖をつけます。リボ払いの返済が終われば、その分を貯蓄やゆとり費にあてることができるようになります。そうなった時にやりたいことを考えておいて、それを目標にして今はとにかく頑張る時です。副業などができるようなら収入増も考えてみてくださいね。


秋山 友美

・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。


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