【2023年3月25日号〜家計簿コーチングより】

生活必需品の値上がりが家計を直撃しています。少しだけでも
節約を心がけたいので有効策をアドバイスしてください。

藤沢市・Gさん(38歳)、夫(40歳)、子ども(2歳)
藤沢市・Gさん(38歳)、夫(40歳)、子ども(2歳)
秋山友美
秋山友美

徹底的に無駄をなくすこと
安売りのまとめ買いに注意

節約で大切なことは、無駄をなくして、生きたお金の使い方をすることです。

■消費期限切れの物はありませんか
節約がとても上手な女性に聞いたところ、「食費の節約のために実践しているのは、定期的に冷蔵庫を空にすること」だそうです。空にできるということは、無駄にしている物が全くないということですよね。
Gさんの冷蔵庫の中や食料品ストックの中に消費期限切れの物などはありませんか。安売りの時にまとめ買いをしていると、購入したことを忘れてしまい、結局無駄にしていたら本末転倒! 基本中の基本ですが、無駄を徹底的になくすことが大切です。

■自分の「当たり前」を疑ってみる
次に「当たり前」に行っている行動に疑問の目を向けてみてください。例えば、床拭き用の掃除シートなど自分では必需品と思っている日用品の中に、実はなくても困らない物があるかもしれませんね。「あって当たり前」という感覚をひとまず疑ってみると無駄が見えてきます。
ちなみにわが家は、携帯電話会社の乗り換えを定期的に行うことで、通信費を下げると同時にスマホの機種代をゼロにしています。これまで家族全員、機種代を支払ったことがありません。それを言うとびっくりされるのは、「スマホは買うのが当たり前」という感覚が多くの人にあるからだと思います。

■節約に役立つ制度やツールを活用
最後に、制度やツールを活用してプラスαの節約をしましょう。
・ かながわPayなど自治体が実施する経済支援策を活用するためにキャッシュレス決済にチャレンジする
・ ふるさと納税を節約のために活用する
・ お店が発行するクーポンや割引は徹底的に利用する
・ アプリを活用したポイ活をする

大切なのは「お得」に惑わされた無駄遣いに気づき、防いでいくことです。買い物は、自分が必要な物を必要なタイミングで。制度やツールも活用しつつ手に入れる心掛けが肝要です。


秋山 友美

・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。


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