【2023年8月5日号〜家計簿コーチングより】
スマホを持ち始めた中学生の子どもがスマホを使った
QRコード決済を利用したいと言い出しました。
利用させてよいものか、その場合の注意点など教えてください。
事前チャージの利用が基本
親子で使い方を学びましょう
キャッシュレス決済化が急速に進む中、お子さんのキャッシュレス決済利用に関しての相談も増えています。
Oさんは、ご自身もまだスマホ決済を使いこなせていない中でお子さんに使わせてよいものか迷っているとのこと。
お子さんは、この先キャッシュレス決済が当たり前の世の中でお金の管理をしていくようになります。そのため、この機会に親子で話し合いながら使い方を一緒に考え、練習をしてみてはいかがでしょうか。
QRコード決済は、サービスによって異なりますが、法定代理人の同意を得た上で未成年者も利用できるものが多いです。ただし、後払いなどは制限されているため、事前にチャージをして利用することが基本となります。そのため、現金でお小遣いを渡し、その範囲で利用するのと同じように、一定の金額をチャージしてその範囲で管理しながら利用していく練習をしていきます。
利用履歴が残り、残高も分かりますので、現金でお小遣い帳をつけて管理するよりも分かりやすいという声もあるくらいです。
チャージは、親が送金をしたり、現金を渡してコンビニのATMで入金をします。「電話料金合算払い」ができる場合がありますが、これは利用しない方がよいでしょう。
QRコード決済のアプリは、お金が入った「お財布」なんだという認識を持って、大切にお金を使うということを親子一緒に学んでいけたらいいですね。
【注意点】
◆パスワードは決して他人に教えず、しっかり管理する
◆スマホの紛失や盗難に注意する
◆友達に送金するなどお金の貸し借りをしない
◆残高をこまめにチェックする
◆困ったら親に相談する
秋山 友美
・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
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