【2024年6月22日号〜家計簿コーチングより】

子どもが幼稚園の年中児です。
周囲には英語やダンス、ピアノ、サッカーなど、たくさん習わせている家庭が多く、わが家でも検討中です。
習い事の予算はどうすればよいか、アドバイスしてください。

藤沢市・Uさん(38歳)・夫(40歳)・子ども(4歳)
藤沢市・Uさん(38歳)・夫(40歳)・子ども(4歳)
秋山友美
秋山友美

方針を決めて情報をリサーチ
今後の資金計画を立てましょう

子どもの習い事をどうするのか? いくらかけたらよいのかについては正解がありません。
子育て世帯の相談に乗っていますが、ご家庭の方針によって全く違うことを感じています。

習い事にはお金を惜しまないという家庭もあれば、習い事よりも旅行や休日の遊びなど家族との時間にお金をかけるという家庭もあります。学校外の「体験機会」をどうしたいのか、まずは家族で話し合ってみてください。
方針が決まったら、情報をリサーチしましょう。野球やサッカーでもクラブチームに通うのか、少年団に所属するのかによってかかる費用は異なります。

習い事等の費用をいくらまでかけるのかについては、参考までに文部科学省の「子供の学習費調査」私立幼稚園に通う4歳児のデータ(下表)を載せておきます。全国平均で見ると月1万2000円ぐらいです。

Uさんの家計簿を拝見する限りでは、仮に平均と同じ金額を習い事にかけたとしても、しっかりと将来のための貯蓄もできそうですが、習い事などの予算を決めるにあたっては、大学費用や受験費用など、子どもの将来のために準備するお金の貯蓄計画も合わせて行うことが重要です。準備するお金は、私立か公立か、いつ受験をするのかなど教育方針によって大きく異なります。

この機会に子どもにかけるお金全般についてご家庭の方針を決めて、いついくら必要なのか、年齢ごとの資金計画を立てるといいですね。 

秋山 友美

・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。


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