【2024年11月9日号〜家計簿コーチングより】
旅行、外食、買い物など、どんどん使ってしまいます。お財布も別々です。
将来に向けてどのように貯蓄したらよいでしょうか。
将来に必要な資金のゴール設定を
夫婦二人でしておきましょう
共働き夫婦の家計管理方法は下表のようにどれもメリット、デメリットがあります。
完全分離方式の家庭ではお互いに全くお金を貯めていなかったというお話をよく聞きます。
現役時代は問題ないかもしれませんが、退職後のことを考えると心配ですよね。
Yさんが65歳定年とするとちょうど20年。この機会に夫婦で貯蓄のゴール設定をしましょう。
①生活防衛費を貯める
病気や災害などで収入が途絶えた時、万が一に備えるお金として1年間生活するために必要な資金をそれぞれが定期預金など安全性が高い資金で貯めておく。
②将来の支出を想定して貯める
住宅リフォーム代、車の買い替え代など、まとまった将来の支出を想定して、夫、妻どちらかの名義で専用口座を作り貯めていく。
③老後資金を貯める
ねんきん定期便(二次元コードを読み取ると年金額を概算できます)で公的年金額を確認。企業年金や退職金制度などもこの機会に確認しておきましょう。老後の生活費として年金等で足りない分を見積もりして、今から貯めていきます。夫婦別々に必要額を貯めてもよいですし、共有化して、それぞれの名義で貯めてもいいですね。
お財布は別々だとしても、夫婦一緒に将来必要な資金のゴール設定をすることがポイントです。
ゴール設定をした後は、定期的に進捗(しんちょく)状況を確認してくださいね。
秋山 友美
・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
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