【2026年10月24日号~家計簿コーチングより】

藤沢市・Aさん(49歳)

今年のNISAの枠を使い切りました。まだ余裕資金があるので次の預け先に日本国債を検討しています。

秋山友美
秋山友美

何のために使うお金かを考えて預貯金、投資、国債など使い分けを

NISAの枠を使い切った後、「次は何に預けよう?」と迷いますよね。
日本国債も選択肢の一つではありますが、その前に考えていただきたいのが、「そのお金は何のためのお金?」「いつごろ使う予定?」ということです。

■使う時期に合わせてお金の置き場所を検討
数年以内に使う予定があるお金なら大きく値下がりする可能性のある商品より、預貯金や国債など安定性を重視したものが向いています。

■しばらく使わないお金は運用する選択肢も
NISAの枠を超えたからといって、そこで投資をストップする必要はありません。
特定口座を利用して、投資信託などで運用を続けるのも一つの方法です。
また、老後資金として準備するのであれば、NISAと同様に運用益が非課税となるiDeCoが利用できないか検討してみてもよいでしょう。
ただし、iDeCoは原則60歳まで引き出せない点には注意が必要です。

■値動きの少ない資産も持ちたいなら国債も後に民間の保険を確認
「しばらく使う予定はないけれど、値動きの少ない資産も持っておきたい」という場合には、日本国債も候補になります。
国債とは、国が発行する債券のこと。
その中でも「個人向け国債」は、個人が購入しやすいよう工夫された国債で、「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3タイプがあります。1万円から購入でき、発行後1年を経過すれば中途換金も可能です。
ただし、中途換金時には直前2回分の利子相当額が差し引かれます。
もう一つが「新窓販国債」です。10年・5年・2年の固定金利型で、市場で売却できます。ただし、その時々の市場価格で売却するため、売却益が出ることもあれば、売却損が出て元本割れすることもあります。
「NISAの次は国債」と商品から決めるのではなく、これからお金を使う時期や目的を整理し、お金の役割に合わせて、預貯金、投資、国債などを上手に使い分けていきましょう。

秋山 友美

ファイナンシャル・プランナー。CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。「家計コーチ」代表。商品販売を一切しないFPとして、湘南を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチを行う。ライフプラン・資産運用などの講師としても活動中


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