微生物と二人三脚で作る発酵料理のワクワクが楽しい
8年前大好きな由比ガ浜に酵素玄米専門のカフェを構えた上條さん。
元々はエステティシャンで複数店舗を展開していた彼女。
「当時の私は仕事が多忙で、食事や睡眠は二の次。ジャンクフードばかり食べていたため、いつも体調がすぐれず、低体温やアレルギー性鼻炎に悩まされていました」と話す上條さん。
その後、知り合いに勧められた酵素玄米ご飯を食べたことがきっかけで、半年後には体重が5㎏減、体質も変化し体調も回復。
それからは発酵する有用微生物の魅力に取りつかれ、さまざまな発酵を試みる日々。
漬物や塩麹(こうじ)、納豆や味噌(みそ)など代表的な発酵食品も自分で作ると有用微生物が生きたまま酵素をどんどん作り出し、栄養価もうま味も上回り、流通されているものよりおいしく仕上がるそう。
「発酵料理は微生物と作り手との二人三脚なんです。有用微生物の特徴を把握し、材料をセッティング。あとは愛情をかけながら見守るだけ。特に味噌は麹菌、酵母、乳酸菌の3種類すべての菌が働く最強の発酵食品。美容、ダイエット、そして免疫力アップにつながるので、これからの季節、発酵ライフを楽しんでほしいな」と上條さん。
全国の方に発酵の素晴らしさを伝えたい、その思いから発酵料理スクールも定期的に開催中です。
現在レストランは10名以上の予約のみ対応してくれます。発酵の詳細はYouTube「kamakura宇宙チャンネル」でチェックを。必見です
コスモキッチン鎌倉 上條言由(ことよ)さん
エステティシャン、美容研究家などを経て、現在は酵素玄米マイスター。酵素玄米の素になる新しい酵母菌を開発中で、秋ごろ販売予定。夢は小学校の家庭科の授業で、味噌作りを子供たちに教えること。体に役立つ、人と共存する微生物の授業をしたいそう