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口元をよく観察してみよう

“えのすい”で飼育している魚の中には、私たちが野外で採集したものも。採集方法として釣りもその一つ。船や漁港などでいろいろな魚を採集しています。漁港には、クロホシイシモチを狙って毎年でかけています。

漁師さんから入手が難しいので、私たちには大歓迎な一方、“外道”扱いされて、釣れてもあまりよろこばれないことが多いクロホシイシモチ。実は、唐揚げにするとおいしく食べることができます。大きくて、硬い耳石がある頭部を切り落とし、内臓を抜いて下処理。硬い背骨が気になるようでしたら開いて取り除き、二度揚げすればカリっとサクッと香ばしくなります。

比較的大きな群れを作るクロホシイシモチは、卵が孵(ふ)化するまでの約1週間、雄が何も食べずに口の中で保護をする習性があります。水槽内でもこの行動が見られることがありますので、口元をよく観察してみて下さい。

(新江ノ島水族館 えのすいトリーター 唐亀 正直)


新江ノ島水族館

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