源義経公が主祭神の白旗神社は藤の花(藤沢市の市花)の名所です。
境内東側藤棚には薄紫色の“弁慶藤”が4月中旬から1mほどの花房を幾重にも垂れ咲き始めます。
下旬には弁慶藤が見頃になり、その後に社務所前の藤棚には真っ白な房の“義経藤”が満開に咲き誇ります。

白旗神社
藤沢市藤沢2-4-7/TEL0466-22-9210
小田急線藤沢本町駅から徒歩7分

境内東側の弁慶藤
境内東側の弁慶藤

社務所前の義経藤
社務所前の義経藤

白旗神社に関する記事
【2020年5月30日号】白旗神社(藤沢)のご祭神・ 源義経の伝説とは…

 

 

弁慶藤そばの芭蕉句碑

松尾芭蕉の句碑があります
芭蕉句碑
芭蕉句碑

弁慶藤のそばには「草臥亭(くたびれて)宿かる比(ころ)や藤の花」という芭蕉の句碑があります。
文化2年(1805)に江戸の俳人以足によって建てられました。

近くの常光寺境内には「弁慶塚」があり、その御霊は常光寺内の八王子社に祀(まつ)られていましたが、この八王子社に限っては、主君義経公を祀る白旗神社の方を向いて北向きに建てられていたようです。

 

白旗神社「こどもの日」関連行事

「牛若まつり」と「一心泣き相撲」のお知らせ

毎年5月5日に開催の「牛若まつり」は子どもたちの成長を願い、境内に100匹以上の鯉のぼりが掲げられます。
昨年は「コロナウイルス」対応から「牛若まつり」を中止とし「鯉のぼり」は鳥居正面と白旗川沿いの欄干等に掲揚。
今年の開催等は同神社へ問い合わせを。

また5月9日に赤ちゃんの卒業式「一心泣き相撲」を開催。
参加資格は首のすわった生後6カ月から2歳半までの赤ちゃん。
参加人数は100名限定。
「一心泣き相撲」の公式サイトで検索を。

 

落語“青菜”

植木屋が仕事先でお酒や鯉の洗いまでごちそうになり大喜び。

主人「時に植木屋さん、菜をおあがりかい」

植木屋「へい、大好きで」

そこへ奥様が「旦那さま、鞍馬から牛若丸が出まして、その名を九郎判官(くろうほうがん)」と妙な返事。

主人が「義経にしておけ」と言う。

これは洒落(しゃれ)で、菜はないので「菜は食らう=名は九郎」、「それでは、よしとけ=義経」という訳。

植木屋は感心して、家に帰り女房にこの話をします。
そこへ熊公が来た。

植木屋は熊公に「菜はお好きかな」

熊公は止む無く「食うよ」

植木屋「おーい、奥や」

女房が出て来て「旦那さま、鞍馬から牛若丸が出まして、その名を九郎判官義経」と、全部を言っちまう。

植木屋は困ってしまい「うーん、弁慶にしておけ」

 

 

かん治さん

「鎌倉検定は1級で
 お酒は2級を飲んでいまして、
 プレゼントをいただきますと喜んでサンキュウと言っています」
がお決まりの自己紹介。
「鎌倉ガイド」としても活躍する湘南通のアマチュア落語家。