こんにちは。
社会人大学 代表コンサルタントの桑名 伸です。

今回の授業は「目的」「目標」を達成する方法です。
皆さんに質問です。全世界の人の共通の目的があります。何でしょう。
「幸せになること」です。これは人類共通の目的と言えるでしょう。ちょっと大きすぎますね。でも大きさにかかわらず「目的」「目標」を達成できる人とできない人がいます。どうしてなのか考えていきましょう。

「目的・目標を達成できる人とできない人」の違いに学ぶ

目的・目標を達成できる方法を学ぶことは難しくありません。それを学ぶために目的・目標を達成できない人を調べてみましょう。目的・目標を達成できない人の逆をやることで目的・目標を達成することができるのです。
少し小さい目的・目標を例にして学んでいきましょう。

■「リスク」と「メリット」が時間とともにひっくり返る(目的が軽い)事例

【例】異性にモテる(目的)のために、5㎏やせるダイエット(目標)を立てたけれど、友達に誘われスイーツを我慢できずに食べてしまい失敗してしまった。

異性にモテたい(メリット)と考えた時に大好きなものを我慢すること(リスク)を考えるのですが、テレビで女優さんを見たとき等に目的を設定して目標を立ててしまうことが失敗する人の特徴です。これは時間とともに「気が変わってしまう」のです。モチベーションが高まった時に目的を設定してしまい目標を立ててしまうのです。

女優さんを見て「ああいうスタイルになりたい」と考えているときは、良いスタイルになることと、大好きなスイーツを食べることを天秤(てんびん)にかけても、良いスタイルになるメリットのほうが重いのですが、友達とスイーツ店に入って自分は飲み物だけ…と思っていても、友達がおいしそうに食べるのを見てしまうと、良いスタイルになるほうが軽くなり、おいしいものを我慢しないで食べるほうが重くなるわけです。

気分が高まった時に目標設定をしてしまうという事ですね。男性がカンフー映画のあとに空手のポーズをしたり、武道を習おう!という気になるのも同じです。そもそも本当に目的なのか疑わしいですね。

失敗の逆を行い目的・目標達成する方法
★目的を設定するときは本気のものだけにする
★目標を立てるときは気持ちが高揚していない平常時に行う
★むしろ目標達成のリスク(ダイエットの場合のスイーツ)を目の前にして目標設定ができるか試す(この場合はスイーツを我慢して席を立てることを確認する等)

失敗する人の特徴はほかにもたくさんあります。
■最初の一歩が出ない
■目的・目標を自分だけのものにしている
■「思い」を目標にしている
■目的が相手の目的の邪魔をする
     etc…

次回の授業で学んでいきましょう。

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