【2020年10月10日号】杉山和一は江島神社への参籠で 大出世をしました

杉山和一(わいち)は慶長15年(1610)伊勢の津に生まれ、5歳の頃に病が原因で不幸にも失明し、17歳で江戸に上り、鍼術(しんじゅつ)を学びます。
和一は鍼術上達の願いで江島神社に参籠して、結願の日に下之宮(辺津宮)の石につまずき、その時に手に取った松葉の入った竹の筒からヒントを得て「管鍼(かんしん=管の中に入れて使用する鍼)術」を考案し、検校(盲人の最上級の官名)という地位まで昇る出世をします。

江島神社
藤沢市江の島2-3-8

小田急線「片瀬江ノ島」駅
江ノ島電鉄「江ノ島」駅
湘南モノレール「湘南江の島」駅
各駅から徒歩約15~23分

江島神社・辺津宮

 

 

福石(ふくいし)と杉山和一(検校)の銅像

今年の9月に銅像がお目見え
杉山検校の銅像

江島神社の瑞心門から石段を上った右手に、和一がつまずいた「福石」があります。

先月の9月に杉山検校生誕410年の記念に「藤沢市鍼灸・マッサージ師会」が銅像をこの場所に設置しました。

ここで拾い物をすると幸運を授かると伝えられています。

 

江の島弁財天道標

杉山検校が江の島弁財天参詣の人々の無事を祈り建立
福石(左側の岩)と江の島弁財天道標(手前)

藤沢市指定文化財の江の島道の道標です。
杉山検校が藤沢宿から江の島へ続く約4㎞に48基建立したと伝えられています。

現在、藤沢市内の12基が文化財に指定されています。

形はいずれも四角い柱状で頭部が尖っています。

側面に彫られている文字には
「江の島弁財天への道をたどる全ての人々が現世、来世でも安楽に暮らせるように」
という願いが込められています。

 

落語「杉山検校」

杉山検校は5代将軍徳川綱吉公の難病を鍼で治すと、将軍から

「何でも望みのものを取らす」

と言われ、杉山検校は

「では、目を一つ頂きとう存じます。
 それで上様のご尊顔を拝したい」

と願い出ますが、さすがにそれには将軍は困ります。
そこで将軍は

「目をあげることはできないが、一ツ目(ひとつめ)に土地を取らす」

と言い、江戸本所一ツ目(地名)に3000坪という広さの屋敷を与えたといいます。

 

 

かん治さん

「鎌倉検定は1級で
 お酒は2級を飲んでいまして、
 プレゼントをいただきますと喜んでサンキュウと言っています」
がお決まりの自己紹介。
「鎌倉ガイド」としても活躍する湘南通のアマチュア落語家。

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