極楽寺は鎌倉で唯一の“真言律宗”寺院
【2023年3月25日号】極楽寺は鎌倉中期の創建で、鎌倉で唯一の真言律宗の寺院です。開山は奈良西大寺の叡尊(えいそん)に戒律を学んだ“忍性(にんしょう)”です。
本覚寺(小町)のご本尊“釈迦三尊像”
【2023年3月11日号】本覚寺のご本尊は“釈迦三尊像”(鎌倉市指定文化財)です。中尊は“宝冠釈迦如来坐像”で脇侍(わきじ)は文殊・普賢の両菩薩像。中尊は如来像ですが宝髻(ほうけい)を高く結い上げています。
通称“鎖大師”で親しまれる青蓮寺
【2023年2月25日号】青蓮寺(しょうれんじ)のご本尊は「鎖大師(くさりだいし)」です。弘法大師のお像で国の重要文化財です。「新編鎌倉志」に「弘法自作の木造あり。鎖大師というなり。鎖を以(も)って膝を屈伸するように造る故に名づく」と記されています。
遊行寺の“涅槃会(ねはんえ)”
【2023年2月11日号】時宗総本山清浄光寺(遊行寺)では、2月14日夕刻にお逮夜(たいや)法要、翌日15日は朝の勤行の後に“涅槃会”が執り行われます。2月15日はお釈迦(しゃか)様が入滅された日でそのご遺徳をしのぶ法要です。
十二所神社は十二所の村名の起り
【2023年1月28日号】十二所(じゅうにそう)神社は弘安元年(1278)の創建と伝わります。元は光触寺境内にあり「熊野社」または「十二所権現」と称していました。『新編相模国風土記稿』に「十二所」の村名の起こりと記されています。
寒川神社の八方除は全国に知られています
【2023年1月14日号】寒川神社(寒川町)は江戸(東京)から見て南西の裏鬼門にあたり、古来より関八州(関東八カ国)の守護神として崇敬され、特に八方除(はっぽうよけ)の神様として全国に知られています。
鶴嶺八幡宮(茅ヶ崎市)は源氏にゆかりの神社です
【2022年12月24日号】鶴嶺八幡宮は平安時代に源頼義(源頼朝の5代前の祖)が平忠常の乱を鎮圧する時に、京都の石清水八幡宮を勧請(かんじょう)して“懐島(ふところじま)八幡宮”を創建したことに由来。
“勝長寿院”は源氏の菩提寺でした
【2022年12月10日号】勝長寿院(しょうちょうじゅいん)は源頼朝が父義朝の菩提(ぼだい)を弔うために創建しました。大きな寺だったので“大御堂(おおみどう)”とも、また大倉御所の南の勝地に建立したので“南御堂”とも呼ばれています。
鎌倉一の紅葉の名所“獅子舞の谷”
【2022年11月26日号】鎌倉駅からバスに乗車、「大塔宮」で下車。5分ほど歩くと“永福寺(ようふくじ)跡”があります。二階堂川に架かる“通玄寺橋”前で左折して川沿いに10分ほど歩きます。入口辺りの地名は“亀ヶ淵”。少し行くと“獅子舞(ししまい)”です。
光触寺(十二所)の“頬焼阿弥陀”の由来
【2022年11月12日号】光触寺(こうそくじ)は、鎌倉の東方の十二所(そ)にある時宗の寺院です。一遍聖人が弘安5年(1282)に鎌倉へ来たときに、開山の作阿上人(元は真言宗の僧)が聖人に帰依して時宗に改めました。